栄養士からひとこと
8月15日(木)昼食 そうめん
夏の定番の麺料理のそうめんですが、その発祥はご存じでしょうか?
そうめんは中国にあった索餅(サクベイ)という菓子が由来とされ、鎌倉時代に中国へ渡った僧や商人によって日本へ伝来し、今のそうめんの原型となりました。
最も古いものだと1272年の資料に「七夕のお祝いとして神殿へそうめんと酒を供えた」との記述があり、室町時代以降は様々な場面でそうめんの名前が記述されるようになっています。
当時のそうめんは僧侶や貴族、武家などの上流階級しか口にすることはできず、酒のつまみや精進料理として提供されていました。
庶民の口に入るようになったのは江戸時代以降で、技術と熟練が必要とされることから「そうめん師」と呼ばれる職人が存在したそうです。
今年の夏も気温が高くなっていますが、冷たいそうめんで涼をとっていただけたらと思います。